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〈イラスト詩歌5〉 「 十二月 」 尾形亀之助
「 十二月 」  尾形亀之助
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紅を染めた夕やけ



風と






ガラスのよごれ







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シーグラスのやうな言葉たち
(やっぱりらせん堂で購入)






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by loopmark1210 | 2018-11-19 18:03 | イラストレーション | Comments(0)
寮母力
兄がなんでか、このところずっといる

なんでも仕事の関係で
うちの近所に短期間出向になり、
そこは兄の住居からとても遠いので
ならば居候してしまえと、来たらしい

ふらっと寅さんのように来て
ずっといる
しかも、夫とは趣味が一緒なので、
自分の家にいるより楽しそうである。

問題はわたしである
わたしの家でのルールが乱される
大いに

作家ものの食器を電子レンジにかけようとする
愛用のお茶がみるみる減っていく
旅先で買ったマヌカハニーがいつのまにか瓶ごと無くなっていた(高かったのをちびちび食べていたのに…ほんとに泣いた)
わたしのお昼に食べる納豆がなぜだろう無くなっている

あれ、食べ物に関することばかりではないか

イラつきを募らせながら
早く帰れとっとと帰れ
なんでまだいるんだ、今日もなのかなんでだなんでだ
と、
スルーされる定めの罵声を爽やかに浴びせながら

同時に
わたしは寮母のような役割が好きだな
と認識する

たくさんのご飯を用意するのは好きだ
食べさせてやるのが好きだ

それはお金掛けて栄養士を学ばせてもらったことを発揮できるからというのと(レシピとカロリー以外はほぼ忘却の彼方)
なんだかやはり
わたしは実家的なものが好きなのだろう


土地から逃げたくて逃げたけれど
家族を恨んだことはなかった
家族を苦しめる奴を恨んだけれど(家族のやり方が悪かったとしても)
そいつが住んでるあの土地を恨んだけれど
家族を恨んだことはなかった

そこだけがわたしの
唯一の取り柄なんではないかと
そう思う

なので、今日も
仕方なく
寮母力を発揮しますよ

ところで
寮母力という表現は
大げさだよね

夕飯は
小松菜とひき肉の炒め物



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お昼に一人贅沢に
ここぞとばかり
ほたてチャウダーを食べてやった(しじみちゃん本舗さんの)




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by loopmark1210 | 2018-11-07 17:18 | 日常記 | Comments(0)
ニガウリフラッシュバック
ひとっていくらでも記憶を作り変えられるものなのだな
ひとっていくらでも記憶を作り変えられるものなのだな

大事なので二回書いた

映画「書を捨てよ町へ出よう」を見た記憶は完全に無くしたと思っていて、
本当に見たのだろうか、くらいになっていて
今回のマームとジプシーさんの三沢市公演も
「わーい、初見な感じで観れる〜♪」
と、お気楽わっしょいモードだったのだけど、

見てる間に
ゴジゴジと、缶詰の蓋をこじ開けられ、
封印していた記憶がポトリポトリとこぼれ始め、

うっわ まじか
やめて
と、小さく戸惑い始めたのだった。

それから
一気にフラッシュバックして
わたくしがなにを見たかというと
青森市の冬の狭い
ヒーターの油臭い臭いがする自室で
暗がりの中
パソコンでDVDの「書捨て」を張り付くように見ている自分の姿であった。

すごい猫背で、何回も
エイメイさんの冒頭シーンを繰り返し眺めている。
で、小さい声で

俺の名前は 俺の名前は!

って、冒頭の一連のセリフを一緒に重ねている。

おいおい
わたし、暗唱できたんじゃないか

幕間から動揺している

そうだった 
そうだった
この頃のわたしは、逃げたくて仕方がなかった

誰でもいいから
ここを連れ出してほしい
ここから逃げたい
この部屋から 
町から
出たい

軒先の
日に日に巨大になっていくつららが恐ろしかった

でも、そんな連れ出してくれる人なんて
出てくるわけもないから
言葉に頼るしかなかった

寺山修司の本を読んで、言葉を頼りに
家出をしようと決め込んだ

頼りにするように
家出の前段階の下見のように
恐山へ行き、記念館へ行った
南部むつなんてほぼ行ったことがないのに

それから
失業保険で東京行き実験を何度かするんだけど、
なんだか
不思議な別れと出会いの渦に巻き込まれて
いまこうしてここにいる。
ここに逃げてきた。

どうして封印してたのだろうな
どうして忘れきったのだろうな
それも見事に

青い苦い頃
ニガウリの頃

でも、あの舞台を見て、
同じように感じた人は
わたしだけじゃなかったはず
と思う

苦く苦く苦い
贅沢とも言える苦い時間

エイメイさんが出ていたから
それがよかった


そのあと、DVD「田園に死す」を見直していたのだけれど、
これもまた結構忘れていて、
かつ、自分の目線が変わっているのがはっきりとわかり、やはり驚いた。

家出のビフォアアフターで
寺山修司の作品というのは
受け取り方が変わる
そう感じている。

家出前の窒息しそうな閉塞感
家出後の他人としての視線、客観、そして脚色

では、家出ってなんなのだろう


寺山修司は、言葉はいつも近しいのだけど
映像や演劇はじつは触れるのが少し怖い
カサブタを剥がすようにヒリヒリする

言葉は選び取ることができるけれど
ニガウリのフラッシュバックは
予測できないからだ。

でも
それが原点なのかもしれないと
いまは思っている。


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勝手にテラヤマ・キッズコラボ! withエイメイさん

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by loopmark1210 | 2018-11-06 12:17 | 日常記 | Comments(0)
擬似的な空気感の経験
故・九條さん(寺山修司元夫人、プロデューサー)の回想記を読んでいた。

記念館と関わるようになって、9年くらいだろうか。

記念館はほんとにスタッフが少ないので、お手伝いをよくする。
で、なぜかこの地方に、記念館は演劇を持ち込み続けている。年に1、2回。

演劇と縁遠いこの場所で観劇できるのは、本当に感激(シャレ)なんだけれど、
どうしてこうも、大きな規模で持ってくるのだろうと思っていた。

演劇祭の前日になると、生前の寺山修司と関わった人たち(天井棧敷関係者)がたくさん町に入ってくる。
その中心にいるのは九條さんで、
その集団は、やはりうっすら寺山修司の世界を見聞きしてるだけのわたしでも、錚々たる印象なのである。
うおー 本に載ってた人たちや!
なのである。

で、臆病なわたしは隅っこにいて、雑用のお手伝いをしている。
受付とか誘導とか、そういう方々と直接関わらない場所。

注意書きすると、
関係者の方々は気さくな方たちばかりなのだ。
でも、どうしても当時のわたしは、
自分から距離を置いてしまいがちだった(もったいない


いま回想記を読んで、ハッとするのは、
真ん中から終わりまでが、演劇のことばかりなのだけれど、
その当時の現場みたいなものが、
わたしがなんとなくお手伝いしながら見ていた光景と近いのではないか、ということだった。

もちろん、昔の方がずっと慌ただしかったろうし、切羽詰まっていただろうし、若く挑戦的だったろうし、、
でもなんだか、
「皆んなで続けていく、次から次へと、演劇を町に持ち込むのだ」
という、変わらない心、感覚、共通意識が、
わたしが見た光景にも確かに漂っていたように思うのだ。

それはもう、いま思い返すと
九條さんの晩年にあたる。

九條さんの訃報は突然で、わたしが宇野さんのオブジェを三沢で設置してるときだった。
亡くなった時間帯に、お天気雨、突然の大雨が降って、
あれはお別れをしに来たのかもしれないね
と、あのあと皆んなで話した

でも、あの時期に亡くなるなんてことは少なくともわたしは感じ取っていなくて(そんな近くなかったというのとあるけれど)、
まだまだ、こなすべき予定が入っていたはずである。

だから、晩年という言葉は合わないのかもしれない。
続いていく、というイメージばかりだったから。

亡くなる直前くらいに、
やっと顔を覚えていただいて、何度か交流をさせていただいた。
わたしみたいな若い奴にも、距離を置いていた時間を後悔するほどに、近しく話しかけてくださった。
ああ、もっと好きだと、近づいてお話をするべきだった。

テラヤマ・キッズを褒めてくださった。
あなたは、人をキャラクターに落とし込むセンスがあるのかもしれないわね、と(この話し方がまたかっこよかったの、すごくよく覚えてる)

黄色い我が家の車に乗って、
初めて買った車は黄色い車だったのよ、
黄色い車大好き
とおっしゃっていた。

かっこよく可愛いらしい、なんてステキな方だろうと、ドキドキした。
母より上の年齢の女性に、ドキドキした。

けれど、いま思えば、
時たまお見せになるしんどそうな疲れた表情は、お身体の状態を表していたのだ。


今週末、この町にまた新しい演劇がやってくる。
わたしは劇団員でもなく、単なるお手伝いなのだけれど、
あの空気感がとても好きだ。
この地であの空気に触れられること。

続いているのだと感じられること。

なんならお二人も、いらっしゃるかもしれないな。

この経験をありがたく思います。



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by loopmark1210 | 2018-11-02 00:15 | 日常記 | Comments(0)
11月にはじまる
なんでかわたしは、秋に物事がはじまるやつなのですが、
今年の11月も地味にいろいろ始まりそうです。

特にひとつは結構大きいやつです。
ドキドキです。
責任もある感じ。
でも、日々勉強してます。
打ち合わせも重ねております。
なんとかやっていきたいです、楽しみながら!

こちらはTwitterをチェックしていただけたら嬉しいかも…(ブログの更新が結構あと回しになってます。。

もう一つは先日の本。
11月末に発売です。
ほぼ12月な感じかもです。

もう一つは、ずっと前に仕上げてたお仕事が
やっと動き出しそうなのです〜
よかったー!

あとは自分でやりたいことを続けることですね。
詩歌のイラストとかね。
言葉に触れ続けること。
(最近NHKラジオの「朗読」という、本の朗読する番組をかけっぱなしにして寝てます。
聴いてるうちに寝落ちするんですが、熟睡できます!
いまは「ふらんす物語」を井上倫宏さんが読んでます)


久々に紅葉狩りを丸一日がっつり楽しんできました!
十和田湖休屋から蔦沼、奥入瀬まで!
連れ出してくれたお友達に感謝です。
こんなしっかりした紅葉狩りって10年以上ぶりな気がする。
家族の思い出の花鳥渓谷が閉園になっていたな〜

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こういう演出を全力で楽しむお友達。毎度すごい。
腕の長さが足りない…!笑

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by loopmark1210 | 2018-10-27 10:00 | 日常記 | Comments(0)
わかりたいけど、わからない
虚無虚無言ってましたが
だんだんと忙しくなってきました。
お勉強しなければならないことがたくさん

過去の作品に触れ
どうしてこんなの作ろうと思ったんだろうと
いろいろ検証したり
想像したり、
その方についての評論書いてるものを読んでたりするけれど、

自分のことさえよくわからないんだから
他人のことがわかるわけないよなぁ

と、つくづく思います。

結構読んだところで
わからないことばっかりです、わたしの場合
(しかも結構すぐ忘れる…


ただ、どっか感じ取ることで
検証することで
その人の要素を自分のものに
一部にしたいんだろうなぁ
と思います。


学者のことは信じるな
と、作ることに人生をかけてる方が言うのをよく聞きます。
学者は一番そういうものから遠いんだから
と。
作る方は権威的な面とは遠い方も多いので、
わかってたまるか、
みたいな感じもあるんだと思います。
うーん、わかるような。笑


誰も自分のこと語って欲しくないもんな
自分のことは自分でもよくわからないけど
せめて自分がよくわかってる方ではある
と、言いたいもんね。

でも、語られたら語られたで
きっと嬉しいところもあるよね。笑


わかりたいけど、わからない
わからないから、わかりたい
奇妙な堂々めぐり
らせんのような
それを楽しむこと


あ、らせんと言えば
らせん堂がリニューアルしましたよ!
さくら野近くだから、電車でもバスでも徒歩でも車でも
立地いいですよ!

三浦さんがそわそわしてました。笑

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by loopmark1210 | 2018-10-18 17:35 | 日常記 | Comments(0)
イラスト詩2 「星めぐりの歌 」宮澤賢治
「 星めぐりの歌」 宮澤賢治

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あかいめだまの さそり
ひろげた鷲の  つばさ
あをいめだまの 小いぬ、
ひかりのへびの とぐろ。

オリオンは高く うたひ
つゆとしもとを おとす、
アンドロメダの くもは
さかなのくちの かたち。

大ぐまのあしを きたに
五つのばした  ところ。
小熊のひたいの うへは
そらのめぐりの めあて。









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by loopmark1210 | 2018-10-14 17:55 | イラストレーション | Comments(0)
言葉という軸
またも、夜中にブログを書きたくなっている。
ここは落ち着いて、自分を静観できる場所なのかもしれない。
東京行き、やめた。
群馬は年内行くかもしれない、群馬好きなので
東京はしばらくいいかなぁ
呼んでないしな、呼ばれてる気も一切しないしな笑

もう少し、媒体を使ってみようと思った。
昔々の作家たちは、東京で知り合ってサロンとかやってましたが、
でも文芸同人の結社を作って、
同人誌を通して作品発表していたのだよねぇ

そして、
現代のコミケっていうのも
同人誌、薄い本という物質の媒体ありき、なのは間違いなく

場所に期待するのはやめた
媒体に期待する
というか、期待すらも
もうこの頃はいいかなぁと、描けてるんであれば

ただ、この頃言葉というものを意識してから
妙に心の収まりがいい
つなげていきたいのは、絵それ自体でなく
絵というイメージで包容された言葉なのかもしれないなぁ
そして、言葉を磨いてきた人たちを
大事に思っていきたい

今月新しく始まることもそれを軸に置いて
で、自分自身のこともそれを軸に
していきたいなぁあ
活動10周年にして
やっと軸的なものが見えて来たかな


時間かかりすぎなんじゃ〜〜〜〜〜い

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抱きしめた心のコスモ

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by loopmark1210 | 2018-10-12 03:12 | 日常記 | Comments(0)
肩を痛めた
四十肩というのか五十肩というのか
ちょっとその年齢には早いんだけれど
まぁそういうものになった

どうにもこのところ虚無っ風が吹いて
なんだかなぁと過ごしていたら
習慣ラジオのパーソナリティーも
妹も
心の調子を崩していて、まいったねと話していて
そういう時期なのかなぁと
仲間の一体感に浸る

でも、これは思考的な受け止め方で
もしわたしにもう少し主観的に情緒に浸る才があったら
これを作品にできるかもしれないのにな
でも、そこに浸るのは
とても辛い感覚だけの請負であると思う
それは無理だなぁ、嫌だなぁ
だから、わたしは
綺麗な人の絵しか描けないのである

昨日、痛めた肩が夜に悪化して
夜中に旦那氏を声で叩き起し、
身の回りのことをしてもらう
とにかく体が火照って熱い
熱いけど、痛いのでふとんを剥ぐこともできない
窓を開けてもらい、
薄いタオルケットに変えてもらう、などなど
もう介護じゃん、と我ながら引いた

同じ仕草を祖母がしていた
全然遠くない最近のこと
夜中に起こされた兄が少し苛立ちながら上体を起こしてやる
祖母は痛がりながらも絶妙な体勢に硬ばらせて
世話を受けている
その風景が
昨日は見事な主観として自分に起きた

祖母は入院した病院で
熱い熱いと言っていた
元から暑がりなので、ふとんと皮膚の接触がよほど暑かったのだと思われる。

でも、なんにもしようとわたしはしなかった
病院の規則もあるし、
支給されるもの以外は祖母だけ特例でなにかやってもらうわけにいかなかった
とりわけ祖母はわがままだったし
という変な正義感だった

うむ、でもこれは確かに
寝てばかりは
火照って非常に
熱いよね

もう少しなんとかできなかったものか
だけれども、
なにもしようとしなかった

申し訳ないな、と思った
想像力でなにかをしていくことが祖母への餞になると思いながら
想像力で祖母の背に保冷剤を仕込むことすら実行できなかった

想像力のひとつも
その現実において持ち合わせようとしなかった

祖母の風景における自分
を見つめて
諦めに似た感覚に浸りながら寝た

今日はいくらか楽になりけむ

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by loopmark1210 | 2018-10-03 17:41 | 日常記 | Comments(0)
台風がすぐ横を通っている
情報の取捨選択について書いたけども
そもそも
情報というのが煩わしいと最近感じる
ようにまでなってきた

夜眠る
起きて、スマホのSNSアプリを
なにか反応が起きてるだろうかとうっすら期待して開く
けども
なんにも起きていない
そこまでのことはしていないのだから
当然といえば当然なのだけれど
まぁなんにもしていないわけでは
ないのだけど

自分が思う以上には
絵を好きな人間なんてそういないんだろう
自分が思う以上には
詩を好きな人間なんてそういないんだろう
世の中の流布の量を見れば
それはわかる

人にやってくれと言われてもいないことを
一体なんで続けるのか
しんどい日は気候の乱れとともにやってきた

悲しいことに
こんなときは絵でなくて
言葉の方がしっくり来るんだな

絵は
イメージは
言葉ののちに派生するものなのだな、自分の場合は
とつくづく感じる


まぁこんな虚無っ風も次期に収まって
なんてことなくまた社会システムに収まる自分に安心するんだろうけど
この感覚と感情は
そこに属する前の
小さい頃から持っていた
それがまたにょろにょろと
表に出てきた
大人になったのだからと蓋をしていただけだ
ずいぶん心もとないゆるい蓋だった

開閉が自由にできるようになったのだと思えば
まぁいいのかもしれない
蓋をし続ける方が辛いのだと、あさみちゃんも言っていた
そっちの方が
フリをするよりは自分らしいよ

それだって
人にやってくれなんて言われてもいないことだけど


台風が過ぎていくなぁ
たぶん青空やってくる
ちょっと今日は

しんどいなぁ

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by loopmark1210 | 2018-10-01 07:33 | 日常記 | Comments(0)