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カテゴリ:日常記( 226 )
作業の愛着
イラスト詩歌カードがかなり作っていて面白いことになっている。

いえ、売れるかは正直わからない笑
でも、これは確実に自分の好きなことだなぁと思ったりする。

古いものに想いを馳せる、というのか
古いものは新しい
ということなのか

デジタルよりもアナログ
近道よりも遠回り
時を経たものを使って
なるべくケミカルなものは控えて
ボタンぽちり大量印刷ではなく
一版一版
シルクスクリーンに活版印刷

刷りまっせ!裁断しまっせ!貼りまっせ!
手間に愛着
(でもデジタルのおかげで、アナログプリントもかなり技術的に近しい存在になったんだよね。
デジタル経由アナログ行きというのは、とても面白い現象)


目指すは古書!
あんな感じの存在感


これは、いま参加させていただいてる「イラストレーターが挑む寺山修司の言葉展」とも勝手にリンクしていて、
寺山修司版は、記念館の物販で取り扱っていただく予定です。

肝心なブツはいつ出来るんでしょ
でも、仕入れは確実に揃ってきておりまっせ

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完全にコレクション用のものも仕入れている…それも楽しみのひとつ


近頃寒くって、
なんだか風邪っぽい→しっかり回復→風邪っぽい→回復、を繰り返している。
そろそろ本腰入れてストーブでしょうか。





by loopmark1210 | 2019-10-30 23:54 | 日常記 | Comments(0)
あめけむる
雨煙る
あめけむる

という言葉がぴったりの天候でした。

十和田湖休屋、乙女の像

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こんな天候なのに、アジアからの観光客の方がとても多くて、
みなさん、若い方もおじさまも笑、乙女の像ポーズでキュートに撮影会してました。


乙女の像、近くで見たいな〜と近づいたら
そのご一行に、とても、いやかなり気さくに「撮ってあげるよ〜!」と
ポーズ指示も出していただき笑、何枚も撮っていただいた。
照れるゼ

観光のノリって明るい笑


高村光太郎さんに想いを馳せたくて来たけれど、
ま、こんな明るいなら明るいで
彫刻を楽しめたということで良き、ですな


乙女の像、昔からなんとなく眺めてたけれど、
光太郎さんがものすごい意志で制作された経緯を知って、
それで運良くすぐそれを見に来れて、
(記憶していたよりも中肉中背の女性なの、智恵子さんがモデルなのでしょうか)
なんだかこのところ慌ただしかったり、
そのわりに囚われなくていいことにモヤモヤしていた
そういうことも一緒に
フッと
スッキリしました。


なんでしょう
間違いなく今日の天気は
悪天候であったのに
心の霧は晴れ渡り
善となりにけり
です


溶岩が冷えたのでしょう
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コーヒーがひたすら沁みて美味かった
ああ
たぶん人生で美味しいコーヒーシチュエーションのひとつ
だった


二杯も飲んじゃった☕️☕️










by loopmark1210 | 2019-10-27 01:30 | 日常記 | Comments(0)
楽しかったシンポジウム
なんだか小学生の絵日記のようなタイトルだわ笑

三市ペンクラブ、齋藤せつ子を語ろうの会、とてもとても面白かったです!

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(これは懇親会」

残念ながら台風の影響で来られなくなってしまった方もいらっしゃいましたが、
それでも多くの方がお足元の悪い中お集まりくださり、
いろんなお話を拝聴し、わたしも少し話させていただきました。

会が進む中で合点したことがあって、それをトークの中でご紹介したりと、
謎解き、深掘りのような面もあって、面白く楽しく過ごさせていただきました。

こんなに興味持って聞いてくれる方がいらっしゃったよー、ありがたいね、ままちゃん(おばあちゃんをそう呼んでいた

新聞社さんもいらしていて、早速記事が昨日載っておりました。お兄ちゃん紙面デビュー笑。


懇親会も楽しかった!
言葉で表現される方々とお話する機会が日常ではほぼないので、刺激的でした。
意識的にならないと得られない体験というのがありますね。本当にお招きいただけて感謝です。


さてさて、わたしの活動というと
今週末からは企画展がスタートです。
地元開催をいいことに制作はギリギリですよ笑

今回はいつもと違って額縁という形はとっていません!
かなり切ったり貼ったり工作してます!

青森勢では、パステル画家の北林小波さんが参加されます。(でも、美術家の野村直子さんも七戸優画伯も青森出身なんですよ)

スタートしたら、物販で扱っていただく予定のものの制作に入ります。
あー早くそっちも作りたい^ ^



そして、ひどい、ひどすぎる台風がありました。
関東と宮城、好んで足を運ぶ本当に好きなエリアです。
悔しい思いになります。
天災で多くの人が傷つくのをこの10年くらい、十分すぎるほど、たくさん見てきています。
露わになる問題、悔しいことが多いです。

ああ、今回も悔しい

不安な時間が少しでも和らぐことを
お祈りしております。





by loopmark1210 | 2019-10-12 23:52 | 日常記 | Comments(0)
10月になりました
バタバタ動き回り、増税のことをすっかり忘れていたのですが、
夕方ボンドをふと買いに行きたくなり、
向かったドラッグストアの人の多さにびっくりして、
気づいたらすんごい量の日用品もろもろを買い込んでいました。。

両手に袋持って、
あれ、欲しいのはボンドだけだったよな…?と
まぁいいか笑


先週は作品作りのためのアイディアと資材集めにせっせっと繰り出していました。
そうしたものを集めるために外に出るのは
ロールプレイングゲームで必要道具やら宝石やら集めるのに似ているなぁと思って
ドッド絵の自分を想像してみたりします。
(足音の効果音がポコポコ)


実は、「イラスト詩歌カード」の大幅リニューアルを考えています!

いまの状態でも結構作業の手はかかっているのですが(手刷りなど)、
なんだかまだ足りない。
どうしたらもっと
「持っていたい」「何度も開きたい」と思ってくださるかな…
それは自分だけの作業力では補いきれない。
なにかもっと、別の魅力も織り交ぜたい。


そんなことを思いながら、
いろんな案をこねくり回しています。


そんなこんなでいま
着物をほぐしています。笑

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よくクラフトフェアとかで売ってる古着物のはぎれってあるでしょう
あれって実は結構な労力がかかっていますよ!
こんな糸を解いて布をほぐして、アイロンかけて、綺麗に真っ直ぐカットして…
はぎれひとつ、されどひとつ

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素敵な場を見つけました。
嬉しい出会いもありました。
まさにロールプレイングゲームかもしれない
経験値を上げながら、出会う方々、出会うものものに感謝です。

作品やら詩歌カードリニューアルができたら
こちらもご紹介しますね。
まずはブツ(言い方。笑)を作らないと!

あー特に考えてはいなかったけど、
メイン材料に増税前に出会えていてよかった。笑



いつも野菜を買い行く産直カフェの店員さんが
増税対応が大変らしく、珍しく話しかけてくださった、ため息まじりで。
なるべく買い物に行くので頑張ってください、と声がけした。
ほんとに、小さなお店や地方企業の方は大変だ。
好きなお店には行くこと、ですな。
好きなお店には、続いて欲しい。





by loopmark1210 | 2019-10-01 00:32 | 日常記 | Comments(0)
19日、プンニャさん一日店員やります。
書きたいことたくさんあるのですが、ひとまずお知らせを。
明後日19日(木)、店主さん遠征のため、エスニック雑貨のお店「プンニャ」の一日店員を務めることになりました!
店主が現地から買い付けた素敵な雑貨、服、ぜひご覧下さい🌞

青森市新町県庁近く、麦藁帽子さんの通りです。

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ね、ね、見てるだけで胸が踊りませんか!

古書市で販売した「青い鳥手刷りカード」も持っていけたら持っていきます!

よろしくお願いします!






by loopmark1210 | 2019-09-17 23:23 | 日常記 | Comments(0)
『郷愁の詩人・与謝蕪村』初版本をいただきました。
下書きしてた記事のうちの1つ。
初版道さまのTwitterプレゼント企画で、萩原朔太郎・著『郷愁の詩人・与謝蕪村』が当たりました!!

といっても何ぞそれ?という方のために。

初版道さんというお名前の有名な古書コレクターがTwitterにいらっしゃるのですが(中の人は実はすごい人)、
その方がご自身の初版本コレクションを整理されていて、Twitterを通してプレゼントされているのです。

企画参加はとても簡単。コメントつけてRTしたり、クイズに参加したり。
敬愛する近代文豪さんがいらっしゃる方は、参加しないのは損です。

復刻本は集めているけれど、初版本なんて自分には絶対持てる値段でないし、
あと、本はある程度消耗品だと思う方なので、集めようとも思ったことがなかったのです。

しかし、
しかし、

届いた現物を見ると、なんかもう手に伝わる重さや匂い、なにからなにまで時を経たものだという実感!!

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この検印紙の萩原印は…
朔太郎大先生が押されたのだろうか!?!?(鼻血
(娘の萩原葉子さんのエッセイに、父との検印紙の思い出についての記述があると教えていただき、再度鼻血

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刊行本一覧、時代を感じる…


この本は、朔太郎さんの詩、ではなくて、
「俳句における写実主義」とだけで松尾芭蕉の影でひっそりと評されてきた与謝蕪村について、朔太郎が発掘と再考を試みたものです。

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文字を組んだ活版印刷のために、ポコポコ立体感があります。


本では、与謝蕪村がいかに詩人的であったかということに言及し、
春夏秋冬、それぞれの蕪村の名句について、大詩人・朔太郎さまが翻訳と解説を一句一句書いています。

……

超豪華じゃない?(突然現代語
超夢の共演じゃない?(若者風


朔太郎先生、ページが進むほどに自身の仮説に確信を得てきたのか、
読んでいてテンション上がってるのがわかります笑


俳句はあまりわからない世界だったのですが、詩人の対訳があるので、なるほどこう読んで楽しめばいいのかと
思いがけない俳句入門になりそうです。
青空文庫にもあります。


表紙は川上澄生さん。
「詩画」というものを確立し、棟方志功にめちゃくちゃ影響を与えた方です。
与謝蕪村さん自身も「俳画」を大成されています。


自分もイラスト詩歌や、詩の漫画描いていきたいと思ってるので、言葉と絵が融合したこの本をいただけたこと、
なんだかキラキラした目標のような
目標が形になって現れてくださったかのような(まぁそんなこと言っちゃうの本当におこがましいことこの上ないのですが)
そんな感激で、本棚に掲げております。


ここで一句

青草に蕪村眠りし初版本 (季語なの?









by loopmark1210 | 2019-09-11 07:20 | 日常記 | Comments(0)
そぼぼん『健やかな日常』新聞掲載など
本日2度目の投稿。
なんだか書きたいことがたくさんあって、
下書きには溜まっているのですが、なかなかまとまらない。
まとまらなくたっていいのにね、人間だもの(唐突みつを

でも、下書きを溜めることできっとわかることもある。
そんな夏の終わり…というか終わりを見せない異常気象の9月です。

皆さま、台風&酷暑大丈夫でしたか?
今年も秋は、ないのかもしれません。
がーーーん(秋が一等好き


さてさて、
今回はまとめて祖母のことをお知らせしたいと思います。

齋藤せつ子『健やかな日常』(通称そぼぼん)が出版されてから、県内のメディアに祖母のことを紹介していただく機会が増えました。
ので、こちらで記事を添付紹介したく思います。

8/8デーリー東北 書評
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8/26陸奥新報 書評
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こちら↑、当時の芥川賞の選評が載ってます。井伏鱒二、尾崎一雄、瀧井孝作など。面白いです。

津軽にお住いの方が送ってくださりました。ありがとうございます!


各インターネット通販の取り扱いがスタートしてますが、
わたしからも数冊でしたら購入いただけます。
妄想中畑くんをサインに描いたりもできますので笑



本という形になるということは、すごいことですね。
媒体となる、手渡すことができる、振り返ることもできる、
ご尽力いただいた皆様には本当に感謝ばかりです。
祖母の死をきっかけに、祖母のことを話すようになったし、祖母が好きだった本も読むようになりました。
イラスト詩歌カードも、おそらく祖母の死がなければ作っていないでしょう。
死を通さないと発見できないことが、この世にはどうしてもあるようなのです。
どうやったってこればかりは仕方ないですね。


地方の一作家である祖母、そのつながりを感じることにいまなによりも楽しませていただいているいた一地方のわたしです。
一地方からの、一部屋からのブログ記事、
読んでいただき、ありがとうございます^ ^




by loopmark1210 | 2019-09-10 17:01 | 日常記 | Comments(0)
イラスト詩歌カード在庫
らせん堂さんで扱っていただいている「イラスト詩歌カード」。
賢治が売り切れ、白秋が残1枚、暮鳥が残1枚
だそうです。

予想以上に反応いただき、とても嬉しいです…!
イベントだと手渡しでお礼がお伝えできるのですが、
どんな方が買ってくださったのでしょう…?

もしよかったら感想など
loopmark1210☆gmail.com (☆を@に変えて)までお送りください。

手にしていただけることは決してあたりまえなことではないと思っています。
励みになります!

落ち着いたらまた制作しますね。
シリーズも増やしたし^ ^

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by loopmark1210 | 2019-09-10 07:18 | 日常記 | Comments(0)
良きお盆
故郷というのは五感が研ぎ澄まされるなぁと思う

実家の床に響く足の音、水道の流れていく音、家族の声の反響
どこにいてもお岩木さまと目が合う土地
姿を留める木々のざわめき、湿った土から立ち上がる匂い、
街のアスファルトの光の反射、空の近さと広さ、
親しんだ二つの坂、通りで迎える古びた商店の看板、
いまも長く手を伸ばす鉄塔、父のぶっきらぼうな車の停め方…

全部、そうしたもの全部が
思い出を蘇らせる

ああ、立ち返るのだ、と
今回ほど思ったことはなかった。
それは、久々にお盆らしい環境が整ったからかもしれない。

離れていると、思い出は沸いてこない。
旅行など箇条書きで書き出せる日付指定の「the思い出項目」以外に
何気ない過去の日常記憶がふつふつ沸いてくることは、離れていてまずない
わたしが住む場所はそれだけ、育った場所と違うということなのだろう
だから、過去と切り替えて暮らすことはできている。

あ、そうだ、この土地に住むと決めたのは、
なにより切り替えたいと思ったからだった。

けれども、
わたしには立ち返る自由だってあったのだ、と今回思った。
時折帰って湧き上がる思い出にどっぷり浸れる場所が

お盆いいな、となんだか心底思いました。
立ち返るのを、年に一度許す機会
なんていい風習なんだろうと思った
ああ、わたしも歳だろうかな

だから、
なんだか懐かしの地に着いてから、とっても家族らしいことをしたくなって、
祖母の書斎を漁って、幸運にも昔の古写真を大量に見つけだして、深夜3時まで家族とわいわい眺めるということをやってみたのだった。

そして、日中はお墓参りのあとに
祖父がかつて住んだ家をドライブがてら探しに行くという、探検ごっこめいたこともしてみた。
それぞれの記憶と道を辿る行為、かなり楽しいものがありました。

家はびっくりするくらいそのまま残っていて、今にも祖父が「やぁ、よく来たね」と出てきそうだった。
ちょっと鳥肌ものだった。
庭の木も同じままで丁寧に刈り込まれ、手前の三段の小さな石段は泣きたくなるくらい、懐かしかった。
大切に暮らされているのがわかった。
高齢のご夫婦が住まわれてるようだった。


そうして、それから
いなくなった家族の思い出話しをした。
今年は祖母の新盆ということもあったから。
こんな機会は年に一度だけ許されてるのだから、とばかり

お互いの記憶を取り出して、すり合わせて、またインプット
お盆をお盆らしく過ごせなかったここ数年、いや十年くらいのために、これはとても効果的だったように思う。



近代詩のことが好きで調べていると、
祖父母が暮らした時代や街の風景、世相なんかが、少しだけわかるような気がするのだ。
昔はモノクロームセピアの古写真が怖かった。
ものすごく怖かった。
いまはしみじみと、ちょっと愛おしさをもって見ることができる。

家族と写真を眺めていたとき、大正15年のご先祖さまの写真が出てきた。
どうやらそれは祖母のお母さんで、17歳のときのようだ。ひいおばあさまには、確か小さいときにお会いできていたはず。

わたしが今のところ古写真で安易に遡れるのは、ここまでのようです。
どっちかわからないけれど、その写真には二人の女性が写っていて、どっちも結構美人。
はてさて。

93年前のご先祖さんを掘り当てた
こんにちは

わたしはルーツから離れた場所で暮らして、
ルーツのことを考えています。

ふるさとは遠きにありて思ふもの

そんな言葉が一層沁みるお盆でありました。

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祖母with太宰治(の墓
いいな、こんなかっこいい写真わたしも撮られたいもんだ(すべてにおいてギャグになる可哀想な自分




◯刊行された祖母の本はこちらに情報あります。
楽天、アマゾン等でも通信販売始まりました!
齋藤せつ子『健やかな日常』で検索してみてください。
















by loopmark1210 | 2019-08-19 02:13 | 日常記 | Comments(0)
怒りをねぶたの背に乗せて
どうしても許しがたいことがあり、これをどうにか処理せねばならんと思った
許しがたいこととは、なにも劇的なことではなく、
悲しいくらいに礼儀を欠いたやり取りの渦中に、ふいに置かれたというだけだった
向こうからしたら、飛んで火に入る夏の虫とばかり
ちょうど良かっただろう
そういう対象を探している人は、悲しいことだがいるものである。

わたしはわりと、怒らないようにしている方なのだけれど(エネルギーがもったいないので)
ああ、どうしましょうか、この熱は
そのうちに収まるのはわかっているけれど、けれども一気に冷ましたい
そうして思いついた。

そうだ
わたしには「ねぶた」があるではないか


気心の知れた友を誘い、急遽ねぶたを見に車を走らせた。


津軽は夏の暑さと湿気の中に、もう夏の終わりの匂いが漂い始めている
この嗅覚、いまだに無くしていなかったのだなとホッとする

そして薄暮れ、花火の音とともにねぶたが始まる。

見事
お見事
お見逸れ
まいった

壮大で美しく、他を圧倒し赤く燃えるねぶた群

髪振り乱し、敵と絡み、ひたすらに睨み付け、ぐんぐんと大道を練る、練って泳ぐ
ひとつひとつの怒りの物語
エネルギーの真っ赤な集合体
その源泉を知れない豪快さ
根拠の無い豪快さ


あーよい!
今年もねぶた、よい!


ふとさっきまで囚われていた許しがたいことが沸いた
そうだ、わたしの「許すまじ熱」もこの燃料にせんと
くべてやろう
ねぶたの背後に
ちょうど機関車に石炭をくべるように

エイッッ!!

と、心の中で許すまじの速球を投げてやった
ねぶたと目が合った(気がする

勇ましすぎるねぶたは
「そなたの怒り、しかと受け入れた!」
と言って、見事その球を受け止めた(気がする

それから、真っ直ぐ進み、
自らと、その燃える球を披露するように、人並みの中を大きくぐるりと旋回し、
人々の歓声を受けて
熱気とともに海の方へと向かっていった


あ、行ってしまった


許すまじ球は海風に冷めていき、その夜ねぶた小屋の中で静かに
粉々に砕けてしまうだろう
残るのは、脳裏に響くお囃子とハネトの鈴の音ばかり…


ああ!なんだか!
なんだか!
新しいねぶたを経験したような気がする!
人生で初めて
ハネトの汗の発散ではなく
壮大な鑑賞とともに美しく
「鬱憤を晴らしてやった!」感じがする


ねぶたのあの顔は、受け止めてくれるのだ
根拠無く
豪快に


津軽生まれのわたしには
「ねぶた」がある

それはこんなにも、頼もしいことであった。

ねぶたよ、今年もありがとう


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強い怒りを感じるで賞

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背面インド可愛すぎで賞













by loopmark1210 | 2019-08-07 12:28 | 日常記 | Comments(0)