人気ブログランキング |



夢に祖父が出てきた。
とても不思議な形で夢に祖父が出てきた。
もうすでに記憶が曖昧なのだが、とにかく予想外の登場の仕方で
あれ、おじいちゃんじゃん!なにしてるの!
という感じだった。

ずっと会いたかったんだよ〜
と伝えることができた気がする、たぶん。


祖父は狭いアパートに住んでいたときでさえ、
昭和の文豪っぽく浴衣を着て、ゆったり籐椅子に腰掛けていた。
そして、時折養命酒を飲むのだった。

大正最後の年に生まれた祖父は品というのを崩さなかった人で、自ら作った威厳の中で静かに微笑んでいるという印象だった。
そしてそれは、当時のわたしの周りの「おじいちゃん」と呼ばれる人たちとは全く違っていて、
それゆえにわたしは祖父が好きだった。


祖母は、そんなに祖父についてなかなか大変な思いをしたらしい

娘である母も、同様に大変だったらしい


わたしはちょうどよく離れた血縁と時間のために、祖父をシンボルのように、好きという気持ちだけで思い続けることができる

これだけは得だ。
ファンだけの気持ちでいられるというのは。


ああ、にしても何も思い出せない
ほんとに思いがけなかったんだ。
目が覚めて、布団の水平線を見つめたまま
「夢におじいちゃん出てきた…」
と笑って呟いてしまったほどで

それから数秒後に気づいた。


今日は祖父の誕生日だったのだ。



夢に祖父が出てきた。_f0228652_18514165.jpg
おめでとう、おじいちゃん。
今日仕上げた猫、そういえばおじいちゃんに似ている。







by loopmark1210 | 2020-11-27 18:45 | 日常記
<< イラスト詩歌「ユメカサゴ」吉原幸子 使命感のことなんか >>