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しなやかに、再利用
今年の春のこと、スリランカの旅から戻った友人が、
「これは象の糞からできた紙だよ」
「これは古布を利用したエコバック」
「これはアルミ缶を断裁して作った本のハードカバー」
と、いろいろリサイクルから生まれたスリランカの雑貨を見せてくれた。

そして、
「こういうこと、自分たちでもできないかな」
と言う。
わたしは、発想を求められて意外だった。
リサイクルというのは、リユースか、行政に決められたリサイクル方法くらいしか感覚としてなかったからだ。

もう一人の友人が
「わたし、おばあちゃんの古着物いっぱいあるよ、なにか作ろうかな」
と言った。

それから有り余ったイベントのフライヤーを広げて、これでもなにかできないかなーと話し始めた。
「あ、ショップ袋!いいじゃん!」
二人ともお店をやっているので、その場で試作を作り始める。
すぐに簡易的な袋ができて、小さな雑貨を入れるのにちょうどいい。
やったー、資材を買わなくて済むし、いいじゃん。
名案に満足した3人。

それからすぐ、とあるイベントに遊びに行った際、
古着物でなにか作りたいと言っていた友が、早速エコバッグを作って販売していた。
彼女の行動の早さに驚いたのだけれど、彼女はいたって当然のように、そうそう作ったのーと言った。
ショップ袋は再利用のフライヤーのチラシだった。


柔軟さ、というのが、この一連の流れの印象だった。
こういうことできないか、あ、できそう、できた
それが再利用だったら、とてもいい

こうなってから、今年一年なんだか感覚が違った
手作りのものを好むようになったし
家にある資材でできることを考えるようになった
ものを増やさなくていいんだから、確かにいい
なにも、毎度新しく揃えることはない
毎度新しく仰々しく刷り上げることもない
新調の緊張感を、少しだけ手放して得る気楽さが、
自分には必要だったのかも

アイロン台の代わりに段ボール(いや、それは買っても…
紙パレットの代わりに余ったポスターの裏
工作の下紙には余ったフライヤー&DM
カードの芯には書き損じたケント紙などなど、
自分の中でささやかに、新たに消化されるというのは、なんとも爽やかな思い
こういうの、癖になってる人はもっとちゃんと、細やかなのだろう

イラスト詩歌カードリニューアルも、ブローチも、
こういう意識が動いていたからなのかもしれない。
大量に刷り、大量の額縁やらの在庫を抱えてしまう展示会は、どうもわたしのやり方ではないのかなーと思った。
そして、他者への届き方も
ものとの付き合い方、つなぐこと、
そうしたことを、自分自身しなやかに
考えられるようになりたい。


そして、北国が北国らしくあること
台風が、好きな地域をこれ以上襲わないこと
その原因である地球の温度

そこまで、しなやかにつながれるかはわからないのだが、
細やかに、自然に考えられるようにならなければ
もうそういう時期なのだと、気象変動に悩まされた今年を過ごしていて思う。


ポスター裏紙の紙パレットは
我ながら名案だった、うむ


しなやかに、再利用_f0228652_03485018.jpeg

ちなみに、企画展に出した作品もかなり家にあったものの再利用で作りました笑
着物は古布です。




by loopmark1210 | 2019-12-21 03:05 | 日常記 | Comments(0)
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