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昨年の北関東旅で、 (この靴はそこの工房ではないのですが)ひょんなことから、職人さんの現場にお邪魔した。 電車を乗り継ぎ、埼玉の住宅街の中 こんなところに工房なんてあるのだろうか と、思ったら、 古びた細い路地の向こうにありました。 革靴職人さんに工房 工房内は革とオイルの香り 棚には重厚感のある取り扱いモデルがズラリ すべて手作業 手元に届くまでは2年ほど待たねばならないそう オーダーまでの工程を見させていただきました。 独自の道具で手早く計測 モデル靴に何かを詰めて、 足の形状に合うようにひたすら微調整 そして、それを履いてもらったら ひたすら街を歩く わ、わたしも歩かねばならないですか 旅で疲れているのですが… なんて言えるわけもなく その後ろをついていく 工房の回りを何周したのだろう その間、職人さんは ひたすら靴と歩行の変化をチェックし、 履き心地について取材 リサーチ力半端ない その後も工房に戻り、 革の特性のレクチャーなど 明るいうちに来のだけれど すっかり日が暮れていた ちゃんと納得するまで調べなければ、 お互いにとって良くないので と、おっしゃっていました。 自分が手がけるものは 最善のものを作りたい ということなのだろう 静かな闘志のような 熱だった 確かにあそこにあった靴は 何から何まで美しかった 恐れ多い感じすらして触れなかった で、ありながら、 依頼主それぞれの求める 機能も兼ね備えている 流通のものとは全然違うのだなあと あれからクラフトマンの雑誌を眺めながら そんな世界があることに驚いた なんだかすごく触発を受けた気がする 革靴もだけれど あの創作の姿勢は 間違いなくかっこよかったのである しびれるものがあった 美と 機能と 情熱 憧れに近い気持ちで あれから何度も思い出している ![]() ![]() 「自由部門で応募します」
by loopmark1210
| 2018-01-22 14:27
| 旅の記録
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