人気ブログランキング |



「変わる」ということ
このところ、自分の作風を客観的に分析して、もっと良くなりはしないもんか、と考察しています。

そんなことやったことないので、果たしてできるのかと思ったのですが、
思えば絵を完成させる度に友人や家族、ご依頼主から、また個展の場ではお客様から感想を伺っていたので結構あったのです、判断材料が。

特に個展でのご感想、メモしておいて良かったー!✨

改善できるところは改善して、伸ばせるところは伸ばす工夫を考えてみます。

それで、個展のときに活動初期からの友人に言われた一言をふと思い出すのです。


「前のようなシュールな感じが良かった、変わったね」


これを聞いたとき、複雑な思いになりました。なんかちょっと悲しいというか、うーん、寂しいに近いかもしれない。そうなんだー…と。

当時の「シュールな感じ」の絵はこういうもので、ゴシックやアングラと言われる部類だと思います。
「変わる」ということ_f0228652_02543269.jpg

「変わる」ということ_f0228652_02543357.jpg

「変わる」ということ_f0228652_02543472.jpg
イギリス世紀末美術のイラストレーションにものすごい影響を受けていて、模倣が強かったのです。
この時の絵は完成度が高い、とたまに言われるのですが、それは世紀末美術という完成された文化を模倣したので(わたしの努力と経験で得た技術で描いていないので)、そう言ってもらえたのかなぁと思います。

この頃は全く色が使えなかったです。
なので逆に、「白黒のみで完成されたイラストを描くなら、世紀末美術の模倣しかなかった」のです。

で、やってみて物足りなさをすごく感じたのですねー
自分の内にあるものを微塵も出せていない気がしたし、過去の時代の既製品を出しているような感覚もあったし。


この時の展示で60歳くらいの男性がわたしに話しかけてきました。

「ゲーム好きなの?」

その方はこれがなんの絵かよくわからず、どうやら異世界風ではあるので、じゃあテレビゲームの絵だろうと判断したらしいのです。

それで気を使ってか、その方が知る限りのRPGゲームの話をずっとしてくださいました。汗(インベーダー世代でありましょうに!)

そのとき思いました。
「伝わらないってこういうことなのかー!」と。 

なんてわかりづらい絵を展示してしまったんだろう、と。
それ専門の、こうしたものが好きな人が出入りする場所で展示するならいざ知らず、そうではない場所で。

もちろん珍しさから興味深く見てくれる方もいらっしゃったのですが、やはりわかりづらかったと思います。
(そもそも伝えたいことってあったのかな)

いまあれから数年経ち、絵柄の変遷は自分でも驚くくらいなのですが、
その友人の「変わった」のひとことから、
「あ、以前よりは伝わりやすい絵を描けているということなのかも」と思うことにしました(レッツポジティブ)。

若い時はわかる人に伝われば良かったけれど、「北の街」の表紙をさせていただいてから考えがガラリと変わりました。

そして、その考えにまだ絵が追いついていないなぁと思うところです。

はーーーー…

まだまだ時間が掛かりますが、

変わることを恐れずに!




そいえば、Amie相方のようちゃんがいつだったか
「変わったてことは、なにかが出来なくなったってことじゃなくて、“さらに出来ることが増えた”ってことだよねー」と発言してました。

ナイスようちゃん!
ほんとにそうだと思います。






by loopmark1210 | 2017-11-12 02:50 | 日常記
<< おやさいクレヨン画展、ありがと... 「北の街」11月号が出ております。 >>