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![]() いま作っているものをチラッと。 メーテルリンク作の「青い鳥」をテーマに作っています。 運命的な?導きで「青い鳥」に決めたのですが、久々に作品に触れてみて大きな勘違いに気づきました。 青い鳥はチルチル&ミチルなのです。 チルチルミチルはお菓子の家には行かないのです。 あれーなんでヘンゼルとグレーテルとごっちゃになってるんだろう。 調べてみるとそれもそのはず、チルチルミチルとヘンゼルとグレーテルは外見が似てるのです。 なんせメーテルリンクさん、原作で「ミチルはグレーテルみたいな格好」てわざわざ指示書きしている。笑 なので描かれる兄妹象はほぼ一緒みたいですね。 青い鳥という話は 「幸せは実は身近にあって、捕まえ留めておくことはできず、それを追うことが人生」 というような、ちょっと哲学的なニュアンスでまとめたいところなのですが、答えを明確にしないので、結局読み手がそれぞれ考えねばなりません。 (ヘンゼルとグレーテルなんて、親による口減らし、お菓子の家にて魔女による殺人未遂、かまどに魔女投入、なんとわかりやすくてスリリングな!) なので小さい頃、「青い鳥」という魅力的な材料を使って期待させた割に、よくわかんない、つまらない話だなーと思いました。 「身近に鳥いたのかよ、しかも夢オチかよ」って三村さん風に突っ込んだような・・・^^; 「幸福の王子」や「星の王子様」のようにわりと大人向けの物語なのかもしれません。 特に亡き祖父母が出てきて、「お前がわたしたちを思い出す度会える」と語る辺りは、年を重ねた方が一層感じるものがあります。(輪廻転生といったスピリチュアルな面がてとても強い) 「青い鳥」は戯曲で、最後チルチルミチルが客席に話しかけて終わります。 この台詞もなかなかいろんな読み取り方ができそうです。 「どなたかあの鳥を見つけた方は、どうぞぼくたちに返してください。ぼくたち、幸福に暮らすために、いつかきっとあの鳥がいりようになるでしょうから」 ![]() ![]() チルチルミチル、少しだけ大人びた感じになりました。 さあ、完成までもう少し!
by loopmark1210
| 2014-03-10 09:22
| 日常記
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