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秋の青森はアート豊漁!!
今日は青森県立美術館に行ってきました。目当ては常設展でございます。以前より、県美の常設展セレクト(海外勢)は良いの持ってくるなぁと思っていたのですが、
ま、
まさか・・・

青森でウィリアム・ブレイクとマックス・クリンガーを見れるとは!!

両方とも大好きな画家さんです。
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マックスクリンガー (1857-1920)は本県2度目と思うのですが、やはり緻密でロマン的な作品に魅入ってしまいました。

わたしが好きなのがこの作品。
残念ながら、この作品は来ていませんでしたが、マックス・クリンガーの作品にはロマンと同時に救いがたい悲劇を秘めているように思えます。

描写が細かく、銅版画の影のいたるところに悲劇のメタファーが仕組まれているように思え、見る者はそれぞれのドラマを作り上げることができます。
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そして、もう1つの目玉、

ウィリアム・ブレイク!

ウィリアム・ブレイク(1757-1827)はダンテの「神曲」の挿画で大変有名です。

大昔の方ですが、独特のタッチがあり、水彩です。

今回の展示では「ヨブ記」の銅版画による一連の挿画メインで、右の絵は展示にはありませんでしたが、これは亡き母が好きだった「明けの明星」、そして「凋落者」であるルシファー(サタン)の絵です。

恐らく世界一美しい堕落者の肖像だと思います。

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もう1枚はミルトンの「失楽園」の中のサタン。

ブレイクの描くルシファー(サタン)像に共通しているのが、その精悍さ。

「凋落した悲劇的英雄」という当時のロマン的な捉え方が一層強く反映しているのだと受け取れますが、青年の筋肉のしなやかさ、美しさは県美の「ヨブ記」の老いた登場人物と対照的に一層秀でていました。


あと、県美では生誕100年の青森を代表する油絵画家阿部合成の作品群も見事でした。
昨年の市民美術館展示ではサーカスの題材が多かったけれど、今回は信仰やロマンを感じる絵が多くて、凄まじい気迫がありました。

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そのあと、青森メインストリートに戻りまして、ギャラリーNOVITAにお邪魔しました。
人形作家の佐野橙子さんの創作人形的が今日からスタートしていたのです。(8日まで)

可愛い! 童心に戻ったような優しい気持ちになります。
小さい頃はこういう可愛い存在がもっと近くにあって一緒に遊んでいた気がする。

なんと佐野さん、その世界?の第一人者・萩尾望都さまのご推薦で「ゆきのまち文学賞」の賞の1つに選ばれ、萩尾さまとお会いしたとか!

す、すごい、羨ましい!

引っ越したらお隣さんの町になるそうで、よろしくお願いします。^^
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今日はアート的にとても満たされた日でした。


どんどん寒くなり、青森は本格的な冬に入る準備。
お風邪など引かぬようお過ごしください。
by loopmark1210 | 2010-11-05 00:44 | 日常記
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