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『郷愁の詩人・与謝蕪村』初版本をいただきました。
下書きしてた記事のうちの1つ。
初版道さまのTwitterプレゼント企画で、萩原朔太郎・著『郷愁の詩人・与謝蕪村』が当たりました!!

といっても何ぞそれ?という方のために。

初版道さんというお名前の有名な古書コレクターがTwitterにいらっしゃるのですが(中の人は実はすごい人)、
その方がご自身の初版本コレクションを整理されていて、Twitterを通してプレゼントされているのです。

企画参加はとても簡単。コメントつけてRTしたり、クイズに参加したり。
敬愛する近代文豪さんがいらっしゃる方は、参加しないのは損です。

復刻本は集めているけれど、初版本なんて自分には絶対持てる値段でないし、
あと、本はある程度消耗品だと思う方なので、集めようとも思ったことがなかったのです。

しかし、
しかし、

届いた現物を見ると、なんかもう手に伝わる重さや匂い、なにからなにまで時を経たものだという実感!!

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この検印紙の萩原印は…
朔太郎大先生が押されたのだろうか!?!?(鼻血
(娘の萩原葉子さんのエッセイに、父との検印紙の思い出についての記述があると教えていただき、再度鼻血

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刊行本一覧、時代を感じる…


この本は、朔太郎さんの詩、ではなくて、
「俳句における写実主義」とだけで松尾芭蕉の影でひっそりと評されてきた与謝蕪村について、朔太郎が発掘と再考を試みたものです。

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文字を組んだ活版印刷のために、ポコポコ立体感があります。


本では、与謝蕪村がいかに詩人的であったかということに言及し、
春夏秋冬、それぞれの蕪村の名句について、大詩人・朔太郎さまが翻訳と解説を一句一句書いています。

……

超豪華じゃない?(突然現代語
超夢の共演じゃない?(若者風


朔太郎先生、ページが進むほどに自身の仮説に確信を得てきたのか、
読んでいてテンション上がってるのがわかります笑


俳句はあまりわからない世界だったのですが、詩人の対訳があるので、なるほどこう読んで楽しめばいいのかと
思いがけない俳句入門になりそうです。
青空文庫にもあります。


表紙は川上澄生さん。
「詩画」というものを確立し、棟方志功にめちゃくちゃ影響を与えた方です。
与謝蕪村さん自身も「俳画」を大成されています。


自分もイラスト詩歌や、詩の漫画描いていきたいと思ってるので、言葉と絵が融合したこの本をいただけたこと、
なんだかキラキラした目標のような
目標が形になって現れてくださったかのような(まぁそんなこと言っちゃうの本当におこがましいことこの上ないのですが)
そんな感激で、本棚に掲げております。


ここで一句

青草に蕪村眠りし初版本 (季語なの?









# by loopmark1210 | 2019-09-11 07:20 | 日常記
そぼぼん『健やかな日常』新聞掲載など
本日2度目の投稿。
なんだか書きたいことがたくさんあって、
下書きには溜まっているのですが、なかなかまとまらない。
まとまらなくたっていいのにね、人間だもの(唐突みつを

でも、下書きを溜めることできっとわかることもある。
そんな夏の終わり…というか終わりを見せない異常気象の9月です。

皆さま、台風&酷暑大丈夫でしたか?
今年も秋は、ないのかもしれません。
がーーーん(秋が一等好き


さてさて、
今回はまとめて祖母のことをお知らせしたいと思います。

齋藤せつ子『健やかな日常』(通称そぼぼん)が出版されてから、県内のメディアに祖母のことを紹介していただく機会が増えました。
ので、こちらで記事を添付紹介したく思います。

8/8デーリー東北 書評
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8/26陸奥新報 書評
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こちら↑、当時の芥川賞の選評が載ってます。井伏鱒二、尾崎一雄、瀧井孝作など。面白いです。

津軽にお住いの方が送ってくださりました。ありがとうございます!


各インターネット通販の取り扱いがスタートしてますが、
わたしからも数冊でしたら購入いただけます。
妄想中畑くんをサインに描いたりもできますので笑



本という形になるということは、すごいことですね。
媒体となる、手渡すことができる、振り返ることもできる、
ご尽力いただいた皆様には本当に感謝ばかりです。
祖母の死をきっかけに、祖母のことを話すようになったし、祖母が好きだった本も読むようになりました。
イラスト詩歌カードも、おそらく祖母の死がなければ作っていないでしょう。
死を通さないと発見できないことが、この世にはどうしてもあるようなのです。
どうやったってこればかりは仕方ないですね。


地方の一作家である祖母、そのつながりを感じることにいまなによりも楽しませていただいているいた一地方のわたしです。
一地方からの、一部屋からのブログ記事、
読んでいただき、ありがとうございます^ ^




# by loopmark1210 | 2019-09-10 17:01 | 日常記
イラスト詩歌カード在庫
らせん堂さんで扱っていただいている「イラスト詩歌カード」。
賢治が売り切れ、白秋が残1枚、暮鳥が残1枚
だそうです。

予想以上に反応いただき、とても嬉しいです…!
イベントだと手渡しでお礼がお伝えできるのですが、
どんな方が買ってくださったのでしょう…?

もしよかったら感想など
loopmark1210☆gmail.com (☆を@に変えて)までお送りください。

手にしていただけることは決してあたりまえなことではないと思っています。
励みになります!

落ち着いたらまた制作しますね。
シリーズも増やしたし^ ^

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# by loopmark1210 | 2019-09-10 07:18 | 日常記
先日の新聞掲載「作り手紹介コーナー」
先日の東奥日報さんでの取材記事が、すごくわたしが言い表したいことを書いてくださっているなぁと感激しました。

記事が自身を明確に書いてくださるということは、記者さんも人それぞれということもあって、時に難しいことなんだなぁということを前回経験したのですが汗汗汗(しかもネット検索で結構出るやつ〜汗

今回の記者さんはとても丁寧に確認作業を数回してくださり、
今後は自己紹介として、この記事を紹介していこうかなぁと思うほど満足しております(笑顔


ということで、日にちも経ちましたので、
新聞記事の方をそのまま載せてみようと思います。

え、と、顔と年齢は隠しています笑
もろもろご理解くださいませ。
(新聞の年齢表記って断れないんだろうな〜

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作り手というのはおこがましく、好きなことをやめてないだけの人間でっす。


東奥日報には寺山修司さんが何度も俳句を投稿していたので、載せていただけるだけでなんか嬉しいのだった。(読売新聞は明治大正昭和の記事がスマホ検索できるサービスをやってるのだけど、東奥日報もやってほしいな〜 いろいろ青森のこと検索したい。




# by loopmark1210 | 2019-08-22 11:13 | お知らせ
良きお盆
故郷というのは五感が研ぎ澄まされるなぁと思う

実家の床に響く足の音、水道の流れていく音、家族の声の反響
どこにいてもお岩木さまと目が合う土地
姿を留める木々のざわめき、湿った土から立ち上がる匂い、
街のアスファルトの光の反射、空の近さと広さ、
親しんだ二つの坂、通りで迎える古びた商店の看板、
いまも長く手を伸ばす鉄塔、父のぶっきらぼうな車の停め方…

全部、そうしたもの全部が
思い出を蘇らせる

ああ、立ち返るのだ、と
今回ほど思ったことはなかった。
それは、久々にお盆らしい環境が整ったからかもしれない。

離れていると、思い出は沸いてこない。
旅行など箇条書きで書き出せる日付指定の「the思い出項目」以外に
何気ない過去の日常記憶がふつふつ沸いてくることは、離れていてまずない
わたしが住む場所はそれだけ、育った場所と違うということなのだろう
だから、過去と切り替えて暮らすことはできている。

あ、そうだ、この土地に住むと決めたのは、
なにより切り替えたいと思ったからだった。

けれども、
わたしには立ち返る自由だってあったのだ、と今回思った。
時折帰って湧き上がる思い出にどっぷり浸れる場所が

お盆いいな、となんだか心底思いました。
立ち返るのを、年に一度許す機会
なんていい風習なんだろうと思った
ああ、わたしも歳だろうかな

だから、
なんだか懐かしの地に着いてから、とっても家族らしいことをしたくなって、
祖母の書斎を漁って、幸運にも昔の古写真を大量に見つけだして、深夜3時まで家族とわいわい眺めるということをやってみたのだった。

そして、日中はお墓参りのあとに
祖父がかつて住んだ家をドライブがてら探しに行くという、探検ごっこめいたこともしてみた。
それぞれの記憶と道を辿る行為、かなり楽しいものがありました。

家はびっくりするくらいそのまま残っていて、今にも祖父が「やぁ、よく来たね」と出てきそうだった。
ちょっと鳥肌ものだった。
庭の木も同じままで丁寧に刈り込まれ、手前の三段の小さな石段は泣きたくなるくらい、懐かしかった。
大切に暮らされているのがわかった。
高齢のご夫婦が住まわれてるようだった。


そうして、それから
いなくなった家族の思い出話しをした。
今年は祖母の新盆ということもあったから。
こんな機会は年に一度だけ許されてるのだから、とばかり

お互いの記憶を取り出して、すり合わせて、またインプット
お盆をお盆らしく過ごせなかったここ数年、いや十年くらいのために、これはとても効果的だったように思う。



近代詩のことが好きで調べていると、
祖父母が暮らした時代や街の風景、世相なんかが、少しだけわかるような気がするのだ。
昔はモノクロームセピアの古写真が怖かった。
ものすごく怖かった。
いまはしみじみと、ちょっと愛おしさをもって見ることができる。

家族と写真を眺めていたとき、大正15年のご先祖さまの写真が出てきた。
どうやらそれは祖母のお母さんで、17歳のときのようだ。ひいおばあさまには、確か小さいときにお会いできていたはず。

わたしが今のところ古写真で安易に遡れるのは、ここまでのようです。
どっちかわからないけれど、その写真には二人の女性が写っていて、どっちも結構美人。
はてさて。

93年前のご先祖さんを掘り当てた
こんにちは

わたしはルーツから離れた場所で暮らして、
ルーツのことを考えています。

ふるさとは遠きにありて思ふもの

そんな言葉が一層沁みるお盆でありました。

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祖母with太宰治(の墓
いいな、こんなかっこいい写真わたしも撮られたいもんだ(すべてにおいてギャグになる可哀想な自分




◯刊行された祖母の本はこちらに情報あります。
楽天、アマゾン等でも通信販売始まりました!
齋藤せつ子『健やかな日常』で検索してみてください。
















# by loopmark1210 | 2019-08-19 02:13 | 日常記